朝立ちのメカニズムと朝勃ちしないしないことの体のシグナル
朝目覚めたら、ちんこが立っているのは、物心ついたときから当たり前と思っていませんか。体調などによっては朝勃ちしないことがあるのを知っていますか。年齢も若くて元気なうちは、そんなことは関係ないと思っているかもしれません。しかし、朝勃ちしない日がくるかもしれないこと、ちんこが立たない日がやってくるかもしれないことを、その日のために知っておくことが大切です。
1.朝勃ちとは
朝勃ちは、医学的には夜間陰茎勃起現象というものです。
俗説的に夜寝る前や、睡眠中の夢の中で性的な興奮を覚えた場合に、朝勃ちすると言われていますが、それは、間違いで、性的興奮の有無に関わらず勃起が起こります。
また、夜間は眠気から排尿・トイレを我慢しているので、その影響で朝勃ちすると考えられていましたが、最近になって、排尿・トイレの影響ではないということが明らかになっています。
朝勃ちは夜中寝ている最中から勃起し、その継続であると考えられています。
朝勃ちが何のために起こるかは、理由ははっきりとは明らかになってはいません。
しかし、最も有力なものとしては、眠りが深いときに体が無意識的にのメンテナンスをおこなっていて、メンテナンスの一部として下半身に血流を集中させるということも含まれているということが、有力な考え方です。
また、メンテナンスと同時に朝勃ちによってストレスの解消も行っているのではないかということも言われています。
2.朝勃ちしなくなったら
朝勃ちしないことが多くなったら、これはEDの兆候です。
現在、興奮した際にちんこが立たないわけではないという人でも、朝勃ちはEDの前触れであると考えられています。
もちろん、EDのすべての事例に当てはまるわけではありませんので、朝勃ちはしても、SEXの際にちんこが立たないという人もいます。
しかし、朝勃ちしないというのが明らかになったら、まだ兆候しか出ていない軽度なうちに、治療をスタートすることをお勧めします。
3.朝勃ちでED診断
朝勃ちはEDの判別にも使われています。
SEXの際にはちんこが立たないけれども、朝勃ちはするという場合には、心因性のEDと判別することがあります。
つまり、正常に朝勃ちしているということは、体の内部の問題である血流やホルモンバランスには影響がなくせいじょうであるということを意味しています。
ですので、いざベッドの上でちんこが立たないということになっている場合には、心因性の問題を抱えているのではないかという診断がされます。
たとえば性的に虐待された記憶があるとか、ストレスがたまっているとか、日常生活に支障をきたすほどの不安があるとか、これらを理由にした勃起不全の場合、無意識下で勃起する朝勃ちは正常に勃起するので、メンタルの治療を進めていくことになります。
朝勃ちは、下半身の健康を測る目安ですので、一度意識して朝勃ちの有無を観察してみましょう。