早めに知っておきたい20代インポの兆候
インポテンツといえば、かつては中高年からの症状とされていましたが、最近深刻なのが20代からの若い世代に増えていることです。
インポテンツ、または略してインポは、ドイツ語で勃起不全を意味します。
インポという言葉の代わりに、近頃では、英語で勃起不全を意味する、EDの方が一般的に使われています。
1.インポとは
インポテンツ、つまり勃起不全とはどのような症状のことでしょうか?
勃起不全とは、勃起しない、勃起しづらい、また勃起が長続きしない等の症状で、性行為で十分な満足が得られない症状を指します。
勃起不全を、完全に勃起しないこと、と理解している人が多いようです。
完全に勃起しないは勿論のこと、半立ちや中折れなど、勃起を維持できないことも、勃起不全の範囲に含まれるのです。
2.インポの3大要因
インポになる原因は大きく3つに分けられます。
その3つとは、心因性、器質性、薬剤性、です。
勃起は脳にコントロールされていると言われるほど、心理的な要素に影響されます。
脳に正しく性的興奮や刺激が伝わることが勃起の第1条件ですが、そこがうまく機能しない時に、心因性要因が考えられます。
また、病気やケガ、手術などで生体の一部が損傷したり、機能しない部分があることで勃起が成立しない場合があります。
その場合、器質性要因が疑われます。
勃起を成立させるには、血流が重要です。
その血流や血行を阻害する薬のせいで、勃起不全が引き起こされると言われています。
降圧剤や糖尿病の薬がそれに該当するそうですが、これが薬剤性要因にあたります。
3.20代に多いインポの要因
中高年のインポに多い要因は、器質性と薬剤性です。
年代特有の成人病にかかる人の割合も多く、またその治療薬として降圧剤や糖尿病改善薬の服用が多いのもこの世代だからです。
インポテンツにかかる男性で一番多く占める年代は、今も中高年ですが、最近急増している20代の若い世代に多い要因が心因性です。
仕事、パートナーとの関係、また結婚している場合は妊活など、ストレスの多い環境に原因があると言われています。
勃起しづらいのは、疲れているから、という風に軽視せずに、インポの症状に気づいたら
早めに治療することです。
インポの原因は自己診断では難しいので、なるべく専門の医療機関で診察を受ける方が適切です。